新茶の観察報告
2021年度の新茶シーズンがいよいよ始まりました。松阪市にある茶園の観察もお伝えしていきます。
まずはかなり衝撃的なニュースから始まりました。
これまで日本茶生産量1位を守り続けてきた静岡県が遂に2位に陥落し、鹿児島県にとって変わりました。
三重県もこれまでは不動の3位を維持していますが、この数年間で変化していくことになるでしょう。
松阪市飯南町にある当店の登録商標銘柄である「千萬の令(深蒸し煎茶)」と「伊勢のほまれ(蒸し製玉緑茶)」の茶園も、4月初旬に萌芽しております。
山間の茶園なので、これから約1ヶ月かけて初摘みとなります。
現在は冬の間に溜め込んだ養分を吸い上げ、成長に必要な栄養素を作り出すため陽の光を浴びて光合成を行っています。
これからは日光と適量の雨、寒暖差、櫛田川の朝霧など自然の恵みを受けながら、山間部特有の風味の濃い茶の葉に育っていきます!
(茶重商店店主 塚本泰弘)