新茶の観察報告2
4月18日(日)は休業日。妻を連れ茶園の観察へ。
清流・櫛田川のほとり、いつも一人で昼食を食べるお気に入りのスポット。
ここでのピクニックランチもこの時機ならでは。
山藤が咲き乱れ、ウグイスの囀ずりが心地よい♪
今年は桜の開花も約一週間も早かったですね。
同じように松阪の初摘み新茶も4月中には刈り取ってしまうのかと。
そして茶の葉の成長が早すぎるのではないかと心配していました。
さらに成長が早すぎると葉に養分を溜め込むことなく刈り取ってしまうので、お茶の風味が乏しく水っぽくなってしまいます。
しかしこの10日間で3月の気温に逆戻りし、その間に2回の適量の雨量。
現在松阪の新茶の葉は、最適な環境で育っています。
またこの時機は櫛田川の朝霧が発生し、これが天然の被せとなって、渋みを抑制し甘みと旨みをしっかりと溜め込んでいます。
山間部のお茶は、平野のお茶より風味が濃いといわれるのはこのためです。
霜害もなく、ゆっくりと成長しているのを確認でき、安心できました。あと10日から2週間で刈り取りかな。
これからは飯南町に新芽の独特の香りが漂います。
皆様もこの時機だけの、この特別な場所を訪れてみてください。
(茶重商店店主 塚本泰弘)